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腎臓病か調べる尿素窒素検査

腎臓病の検査方法の中にはいくつか種類がありますが、ここでは尿素窒素検査という検査方法についてご紹介していきます。

 

その前にまず、尿素窒素がどういうものなのかということを簡単に説明します。尿素窒素とは、血液内の尿素に含まれる窒素成分のことです。たんぱく質が燃えたのちに発生する老廃物のことで、さらに具体的に言うと、生命活動のためにたんぱく質が消費され、その際に生じるアンモニアを無害化するべく、二酸化炭素と結合した結果できたものになります。

 

尿素窒素は、クレアチニンと同じように、腎臓内の糸球体によってろ過されたのち、尿と共に排泄されます。しかし、腎臓の機能が低下することによって、その含有量に異変が生じるのです。

 

これは、腎機能が低下し、ろ過率が悪くなることによって生じる現象です。また、排泄される量が少なくなるため、余分な尿素窒素が血液内に溶け込んでしまうのです。尿素窒素検査では血液内に含まれるその量を数値として確認することで、身体に異常が無いかどうかを調べます。

 

なお、基準値としては、8〜20 mg/dlが目安となります。また、腎臓病以外にも、たんぱく質の摂りすぎ、大量の消化管出血、甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍、脱水症状などの場合、血中の尿素窒素の量が増えてしまいます。

 

反対に、たんぱく質の摂取量が不足したり、尿素との繋がりが深い、肝臓の働きが悪かったり(肝不全や重症肝障害)すると、その値は減少するようです。このように、様々な病気に対して異変を示す尿素窒素ですが、その中のひとつに腎臓病があるのです。